2015年12月21日月曜日

平成27年度 採択事業者紹介 「体験村・たのはたネットワーク」

みなさん、こんにちは。

「NPO法人 体験村・たのはたネットワーク」をご紹介します。
平成27年度「絆・デザイン魅力事業」第3回審査会で、支援対象に採択されました。
再現された机浜番屋群
デザイン支援 : キャラクターデザイン(ユニフォーム、パンフレット、チラシ用(基本デザイン)

昭和8年以降につくられた机浜の25棟の「番屋」群は、わかめ、こんぶの乾燥作業場、道具置き場、繁忙期の寝泊り場所として活用されていました。
漁村文化を後世に伝えるため、平成18年水産庁の「未来に残したい漁業漁村歴史文化財百選」に選ばれ、地元漁師と観光客の交流の場になっていました。

2011年3月11日に発生した東日本大震災の大津波で被災し流失しましたが再建し、2015年4月24日より観光客の受け入れを再開しました。


 サッパ船アドベンチャーズ
ネイチャートレッキング
塩づくり体験小屋

詳細はこちらでご確認いただけます。
ホームページリンク  : 体験村たのはた 番屋エコツーリズム

魅力をより一層引き立てられるように、本事業でお手伝いをさせていただきます。
成果については改めてお知らせいたします。

【開業】
2008年1月

【特徴】
体験型観光推進による地域活性化事業として、北山崎ビジターセンターと机浜番屋群を拠点として観光情報を発信しています。
地元の一次産業商品や、お土産品の開発、販売も行っています。

【主な取組】
サッパ船アドベンチャーズ: 小規模な刺し網漁などに使う小型船でクルーズ
津波語り部ガイド: 震災後から活動がはじまった、後世に語り継ぎ想う時間
北山崎ネイチャートレッキング: お客様の体力と時間に合わせたコース設定
番屋の活用: 番屋料理の提供、塩づくり体験、海洋生物観察(スキューバーダイビング)


NPO法人 体験村・たのはたネットワーク
〒028-8402
岩手県下閉伊郡田野畑村机142-3 机浜番屋群ふれあい番屋内
電話:0194-37-1211 FAX:0194-33-3355

平成27年度 採択事業者紹介 「田中菓子舗」

みなさん、こんにちは。

「田中菓子舗」をご紹介します。
平成27年度「絆・デザイン魅力事業」第3回審査会で支援対象に採択されました。
デザイン支援 : 店舗及び商品パンフレット 「田老かりんとう」のぼり旗 (基本デザイン)

宮古市田老(たろう)地区にあるお菓子屋さん
大正12年創業と90年もの歴史を持つ老舗。
代表的なお菓子「田老かりんとう」は、地元を中心に長年に渡り愛されています。


東日本大震災の津波で、国道45号線沿いにあった店舗、工場、加工設備などが被災し流失。
現在は3代目社長、ご家族、スタッフの方々で事業を再開されています。


ワッフル「たろうの思い」  第二十六回全国菓子大博覧会・広島 技術賞受賞

「避難時にも手軽に食べられるお菓子」と開発されたハートの形のワッフルには、多くの支援や応援の感謝の気持ちを伝えるリーフレットがつけられています。
田老から、国内外の支援に感謝のメッセージが込められています。

現在は直営店を「グリーンピア三陸宮古」の敷地内にある仮設店舗「たろちゃんハウス」に移し営業されています。
「田老かりんとう」は、宮古地域にある下記販売店でもお求めいただく事ができます。

・たろちゃんハウス ・道のえきたろう ・グリーンピア三陸宮古 
・宮古 魚菜市場 玉木屋 ジョイス  ・浄土ヶ浜レストハウス ・浄土ヶ浜パークホテル



グリーンピア 仮設店舗たろちゃんハウス C棟2階
様々なお菓子を取り揃え(一部商品は季節により変わります)

多くの和菓子、洋菓子の取り揃えて営業中です。
たろちゃんハウスの店舗をを是非ご利用ください。
クリックで拡大

<店舗へのお問合わせ>
岩手県宮古市田老字向新田148
共同仮設店舗 たろちゃんハウスC棟2階-8
TEL : 0193-88-5355

商品の魅力をより一層引き立てられるように本事業でお手伝いをさせていただきます。
成果については改めてお知らせいたします。

【開業】
大正12年

【特徴】
約90年の歴史を持つ老舗で、現在は3代目の和七さんが継承。
昭和三陸地震、東日本大震災の2度津波被害を受けましたが、創業からの伝統を守りながら、現在は仮設店舗で営業。

【開発・販売商品】
「田老かりんとう」は創業より変えることなく守られてきた味。
10センチほどの円盤形が特徴。
「ワッフル」は東日本大震災後に生まれた商品です。




田中菓子舗 製造工場


(こちらの製造工場では直接販売はしておりませんのでご注意ください)


平成27年度 採択事業者紹介 「千葉勝商店」

みなさん、こんにちは。

「千葉勝商店」をご紹介します。
平成27年度「絆・デザイン魅力事業」第3回審査会で、支援対象に採択されました。
デザイン支援 : ロゴマーク 商品ステッカー (基本デザイン)

大船渡市綾里(りょうり)地区に位置している水産加工を中心とした企業です。
「くきわかめ漬」が特に人気で、50年の歴史を持つ老舗です。




東日本大震災の津波で、海沿いにあった工場・加工施設などすべて流出してしまいました。
「千葉勝さんのわかめがまた食べたい」との多くの声を受けて再建へ奮起され、現在ではわかめやめかぶなどの加工を再開することができました。
綾里の海
地元綾里の原料を使用して、独自の加工方法で製品を製造。選び抜いた素材で、安心・安全な商品をお客様にお届けすること第一に考えて作り続けています。
当ブログで以前ご紹介した 「くきわかめ漬」 は地元にファンを多く持つ商品です。
新たに 「旬ゆで 切りめかぶ」 と 「味付け きりめかぶ」 が、地元スーパーや「道の駅さんりく」で販売されています。
「味付けきりめかぶ」は醤油ベースのあっさり味。
麺類やご飯に添えても美味しくいただけます。
くきわかめ漬

現在、カットわかめ、塩蔵わかめ、乾燥刻みめかぶ、くきわかめ加工品などを地元のスーパー、道の駅などで購入できます。
業務用の商品も開発していますので是非一度お問合せください。
小鉢、そば等麺類へのトッピング、巻きずしの具など、使い方はアイデア次第です

商品の魅力をより一層引き立てられるように本事業でお手伝いをさせていただきます。
成果については改めてお知らせいたします。


【創業】
昭和38年 先代が個人商店として創業
平成 4年 「有限会社千葉勝商店」として設立

【特徴】
地元産原料にこだわり、海藻類を中心に様々な製品を加工し販売しています。
鮮度と品質、食感にこだわり素材を吟味して販売しています。

【開発・販売商品】
カットわかめ、塩蔵わかめ、乾燥刻みめかぶ、くきわかめ加工品など。
「くきわかめ漬」先代から受け継がれた伝統の味を守り続ける人気商品です。


■現在の販売施設・販売店舗
 ・スーパー「マイヤ」各店舗(本社:大船渡市)
 ・道の駅さんりく
 ・千葉勝商店(事務所での販売)
 
有限会社 千葉勝商店
〒022-0211
岩手県大船渡市三陸町綾里字清水85-1
電話:0192-42-2850

平成27年度 採択事業者紹介 「かき小屋 広田湾」

みなさん、こんにちは。

「かき小屋 広田湾」をご紹介します。
平成27年度「絆・デザイン魅力創造事業」第3回審査会で、支援対象に採択されました。
デザイン支援 : ロゴマーク リーフレット 商品ラベル (基本デザイン)

奇跡の一本松にほど近い一本松茶屋から、約5kmの海沿いに位置しています。

かき小屋 広田湾 外観

広田湾小友地区で牡蠣の養殖を行なっている藤田代表。
2013年12月に店舗を開店されました。
明るくて清潔な店内 のれんには「がんばっぺし」の文字

「かき満喫御膳」 蒸しかき5~6個に、かき飯、かき汁、小鉢がついた看板メニュー
震災発生時には大津波により養殖イカダや船を流失してしまい、大きな被害を受けました。
「このままにしていいのか。自分たち若手が立ち上がらなくてどうする。いつまでも津波が大変だったとしゃべっていても仕方ない。」
発災1月後には北海道へ中古船を探しに行くなど積極的に活動。
2年後には牡蠣養殖も安定してきました。




女性に人気の牡蠣グラタン(左) と 生牡蠣大(右)

生産者だからこその新鮮さと価格でご提供。
日本一ともいわれる広田湾の牡蠣は食べごたえ十分。
陸前高田市へいらっしゃった際には是非お立ち寄りください。




 「がんがん焼きセット」 と 箱ずし


商品の魅力をより一層引き立てられるように本事業でお手伝いをさせていただきます。
成果については改めてお知らせいたします。
ホームページリンク  : かき小屋広田湾 

予約専用ダイヤル:090-8784-2114
営業時間11時~18時 定休日:火曜日
場所が分からない、というお客様の声をよく耳にします。(申し訳ございません)
マップコード【193 592 570】
カーナビで確認してください。

かき小屋 広田湾
〒029-2207
岩手県陸前高田市小友町字両替21 電話・FAX:0192-56-2114

2015年12月10日木曜日

「のだ塩サンマめしの素」 株式会社 長根商店(岩手県・洋野町)

みなさん、こんにちは。

以前同ブログでご紹介しました、北三陸の岩手県・洋野町の長根商店さん。
今回は「のだ塩サンマ飯の素」のご紹介です。
(前回のブログ記事はこちらです。)
この商品は2015年7月に発売された商品です。
岩手県野田村の観光物産館「ぱあぷる」と共同開発。
「魚が苦手な子供がおかわりした」と大好評。
「岩手県市長会会長賞」を受賞しています。
常温保存可 ストレートタイプなので利便性抜群
この商品は岩手の北三陸のいいもの、野田村のミネラル豊富な「のだ塩」や宮古市で水揚げされたサンマなどをふんだんに使って、ストレートタイプのスープには国産のにんじん、ごぼうなども入っています。

使い方はとても簡単。
お米2合を研ぎ水切りして付属のスープをそそいでサンマをのせ30分程おいてからお米を炊き込みます。
炊き上がってお米をほぐしてみるとしっとりとしたおこげができることも…。これがまた美味しいんです。

炊き上がったらお好みでかき混ぜていただきます。余すところなくサンマの旨みを引き出したご飯はあっさりとしながら、サンマ自体の味付けはしっかりしているので混ぜ加減は好み次第。
三陸のうまみをお手軽にご家庭で!

簡単に北三陸のうまみを頂けることに感動。他にも、三陸あわびたけ、さば、などの炊き込みご飯の素を取り扱っておられますので、いろいろ試してみてはいかがでしょうか。

長根商店さんの商品は、道の駅くじ 土風館、たねいち産直店、長根商店ホームページなどでお求めいただけます。

長根商店ホームページ
facebook : 長根商店(いわて北三陸食材市場)

<お問い合わせはこちら>

株式会社 長根商店
月曜~金曜 午前9時から午後4時まで
TEL 0194-67-3660 FAX 0194-37-3661

岩手唯一の削り昆布職人! 四作商店(久慈市) 

みなさん、こんにちは。

岩手県久慈市の「道の駅やませ土風館」で四作さんが実演販売をされていました
訪れたこの日は18日。久慈市のイベントの日「まちなかありがとう市」の日です。
毎月この日はこちらで実演販売をされているそうです。
(この日の事を少し前は 「あまちゃんデー」 とも言っていたそうです。)
また、久慈駅前の「駅近アンテナショップ大判小判」では、毎週土曜・日曜に実演しています。

「土風館」入口すぐに案内看板が…。
岩手県最後の削り昆布職人 四作さん
「こんにちは」とご挨拶しつつ、手元を見ると昆布を削り出す道具の微調整中。
「細かい調整ですね」と言葉を交わしているうちに調整完了。
次の瞬間勢いよく「しゃっ」と一枚。味見してと手渡してくださいました。
試食させていただくと、ふんわりしていて絶妙な風味と塩加減です。
 
勢いよく昆布を削る四作さん
そんな時、お客様がどんどん集まってきて賑やかに。
子供連れのお母さん2人組に説明をはじめました。
「どっからきたの?」「宮城です」と会話が続く中、おもむろに四作さんは後ろから昆布を取り出し削る場所の狙いを定めます。
「しゃっ」の音と共に短めの削り昆布を「はい」とお母さんに手渡し、それを受け取ったお母さんが口に運ぶと「溶ける~」と驚きの声。


四作さん 「そこがね、これでいうところの大トロの部分」
お客さん 「へぇ~。売ってるんですか?」
四作さん 「売ってないよ」
お客さん 「どうして?」
四作さん 「だぁって、これしか採れないの袋にするったら大変だよー」
お客さん 「そうなんですかぁ」
四作さん 「そう、だからここに来た人だけ食べられる」
お客さん 「へぇ~」

そんな貴重な試食が出来るかも知れない実演販売に皆さんも行ってみては如何ですか?
一見の価値ありです。他にも久慈市のいいもの、いろいろ発見できると思いますよ!
もちろん、四作昆布もお買い求めになれます。
実演販売のときは、その場での削りたてを買うことができるチャンスです!

ちなみに、日本酒がお好きな方。甘い梅干を四作昆布で巻いて頂くと合うと言っていました。
お試しになってみてはいかがでしょうか?
各種削り昆布やギフトセットも好評販売中です。

<お問い合わせ>
四作商店
 岩手県久慈市川崎町8-8
 TEL 0194-53-1524

<実演>
■毎週土日
 駅近アンテナショップ大判小判
  岩手県久慈市中央3丁目1番
  TEL 0194-52-3538
■毎月18日
 道の駅くじ やませ土風館
  岩手県久慈市中町2-5-6
  TEL 0194-66-9200

※実演の日程は変更の場合もあります。

2015年11月25日水曜日

『染・織・彩 第2回 岩手沿岸の染物織物企画展』 開催レポート

みなさま、こんにちは。

10月31日(土)・11月1日(日)の2日間、盛岡市清水町の南昌荘にて、遠野まごころネット盛岡事務所/もりおかクリエイティブ・ラボ主催による、絆・デザイン魅力創造事業のPRイベント『染・織・彩 第2回 岩手沿岸の染物織物企画展』が開催されました。
昨年に引き続き2回目の開催です。
両日ともに天候にも恵まれ、多数の来場者で賑わいました。

以下、当日の様子をレポートいたします。




今回出展いただいた作家・事業者の方々は以下の皆さまです。

・藍・草木染工房彩苑ギャラリー(山田町/盛岡市)/永守 勝子 氏
<藍染・草木染>


・糸ばた工房(岩泉町)/和久石 タイ子 氏
<山ぶどう染・うれら織>

 
・手作り工房 やませみ(久慈市)/中田 悦子 氏
<山ぶどう染め・藍染・草木染・シルクスクリーン>

 ・手創工房 輝きの和(宮古市)
<緋紗織(裂き織り)・着物リメイク・手芸>

 ・工房 創(大槌町/盛岡市)/阿部 惠子 氏
<藍染・生葉染・草木染・ステンシル・染料染色>

 ・勝正(山田町/盛岡市)/佐々木 勝正 氏
<手編み漁網アート>

 ・おおつちおばちゃんくらぶ(大槌町)
<手作り品>
 
 
同時に、「沿岸と盛岡・スウィーツで繋げる支援の絆」と題して、宮古市と盛岡市の福祉事業所が出店し、素材にこだわったおいしいスイーツが販売されました。
 
・いきいきふぇあ実行委員会(宮古市)
 
・ファーム仁王(盛岡市)
 
 
そして、昨年も好評だったファッションショーも2日間それぞれ開催されました。
 
10月31日(土)は、着物リメイク作家・羽山みな子氏監修のファッションショー。
羽山氏は、テレビや雑誌でもご活躍で、「輝きの和」の製作指導やアドバイザーを務めています。
被災地を応援するためにボランティアで指導を続け、今回も東京から手弁当でご参加くださいました。
 
 
  
南昌荘の庭園を背景に、羽山氏の解説とともに魅力的な作品の数々が披露され、多数の来場者の皆さまからは、盛大な拍手と歓声で大好評でした。
 
 
翌日の11月1日(日)は、藍・草木染作家で着物リメイクも手掛ける永守勝子氏監修のファッションショー。

 
  
お座敷側にステージを移してのファッションショーでは、昨年に引き続き、他の出展作家のみなさまもモデルを務め、各自の作品も取り入れたステージとなりました。
永守氏のあたたかい語り口で、出展者と来場者が一体となった素晴らしい時間でした。
 
 
それぞれの展示は、作品に触れて間近でみながら、作家に直接、作品を解説をしてもらえる貴重な機会です。
来場者の皆さまは、お座敷の寛いだ雰囲気の中で作品を手にして歓談。
気に入った作品を購入する方も多数いらっしゃいました。
 


  
 
 

来場者の皆さまにご協力いただいたアンケートには、
「会場もゆったりと、紅葉の中すてきな雰囲気」
「作者の皆様と語り合いながら作品の良さを知ることが出来ました」
「山ぶどう染ははじめて見ました」
「すてきな手芸品は外国の知人へのプレゼントにします」
「ファッションショーを楽しみに来ました」
「実際につくっているご本人とお話ししながら、いろいろみられるので楽しいよい企画だ
なぁと思いました」
など、メッセージを多数いただき好評でした。

本イベントは、おかげさまで盛況のうちに無事終了し、多くの皆さまに岩手県沿岸地域の「手しごと」のあたたかさや美しさなどを知っていただく良き機会となりました。
ご来場の皆さまをはじめ、イベントのPRにご協力いただいた皆さま、出展者の皆さまや南昌荘のスタッフの皆さまのご協力に、心より御礼を申し上げます。
ありがとうございました。